感情論的、日記的

極端に不定期更新です。

拝啓 森田一義 様

笑っていいとも!、32年間おつかれさまでした。

 

僕が人生で最初に覚えた芸人、それがタモリこと森田一義です。

母親が毎日観ていたので、僕も物心ついたときから「笑っていいとも!」を観てきていました。

平日12時は8チャンネル、フジテレビにテレビを合わせるのが当たり前でした。

生活の一部。そう言っても過言ではありません。

 

初めてタモリさんをテレビで見たとき「なんだ、このサングラスをかけた気持ち悪いおじさんは?」というのが第一印象です。

いまとなっては伝説化している「イグアナのものまね」「コンドルの着地」「四か国語麻雀」「ハナモゲラ語」などなど。これらの芸をブラウン管からリアルタイムで視聴できたことは僕の宝です。幼い頃からテレビっ子で良かった、と実感しています。

コンドルの着地にいたっては、小学校のとき何回か真似をしていた思い出すらあります。そのくらい「笑っていいとも!」に、タモリさんに傾倒していました。

素人芸の天才。森田一義という芸人を超える人間は後にも先にも登場してこないだろう。そう思っています。

 

そんなタモリさんの代表作である「笑っていいとも!」が終わると発表されたとき、僕はテレビの前でリアルタイムでいいともを観ていました。

数年前から恒例行事のようにテレビ番組の改編期が訪れると噂されていた、いいとも終了。それがついに現実になるのだ、と思い知らされました。

発表当時68歳のタモリさんなのだから、毎日の生放送は難しくなってくるのかもしれない。そう言い聞かせて、いいともが終わることを自分に納得させていました。

それでもやっぱり、僕にとって生活の一部だった「笑っていいとも!」が終わるのは残念でなりません。

 

究極のマンネリ番組。ナンセンスだけの番組。そういった評価もされるいいともですが、僕においては、平日の昼休みを実感させてくれるもの。日々の時間を教えてくれるもの。毎日エンタテイメントを与えてくれるもの。そういう番組でした。まるで時計のような役割をしていた番組でした。

学生時代に就活をしていたとき、フジテレビのエントリーシートに「フジテレビのキャッチコピーを作ってください」という課題がありました。僕は「喜怒哀楽のおもちゃ箱」と書きました。

フジテレビが「喜怒哀楽のおもちゃ箱」だと感じるようになったきっかけこそ、物心ついたときから楽しみに観てきた「笑っていいとも!」でした。僕にとってフジテレビ=笑っていいとも!だったのです。タモリさんはじめレギュラー陣とゲストが僕たちに提供してくれるもの。喜怒哀楽すべてが詰まったおもちゃ箱。それが「笑っていいとも!」であり、いいともを製作しているフジテレビのイメージでした。

 

中学生のとき一時的に不登校だったときも、社会人時代に体調を崩して休職していたときも、いいともが放送されるのを毎日楽しみにしていて、必ずいいともが始まる時間には昼食をとりながらテレビの前に座っていました。

朝帰りしたときも、二日酔いがつらいときも、風邪をひいて高熱を出しているときも、睡眠時間が少なかったときも、どんなときでも家にいる場合は絶対にいいともの放送に間に合う時間に起床していました。

日曜日だったら増刊号を必ず観る。どんなシチュエーションでも必ず観る。

観るのが当たり前、放送されているのが当たり前。そういう番組でした。

 

笑っていいとも!」が終わるのは、本当に残念です。

先週3月24日の放送からタモリさんが「今週から終わる実感で出てきた」と言っていましたが、僕はいまでも実感が湧きません。

今日あったレギュラー最後の放送、夜の超特大号、楽しみに視聴させていただきました。それでも実感はイマイチです。

 

超特大号でレギュラー陣のみなさまがタモリさんに感謝の一言を述べる場面。香取慎吾くんが話し始めてからずっと泣きっぱなしで「ああ、、やっぱりいいともは終わるんだ」と思いはしましたが、エンディングを迎えても「これでいいともが終わったんだ」という実感は生まれませんでした。

また明日からいつものように新宿アルタから生放送があるんじゃないか。タモリさんがレギュラー陣、スタッフ、視聴者全員にコメントをしていたけれども、それでも明日フツーに12時に8チャンネルをつけたらいいともがやってるんじゃないか。そう思ってしまうくらいフツーに、いいともらしく、タモリらしく、自然な形のエンディングだった気がします。

普段の特大号が終わっただけ。その程度に思ってしまうほど自然な終わり方でした。

 

明日から平日12時をどうやって迎えればいいんだろう。日曜の10時はどうしよう。いいともがない日々を僕はどう過ごすんだろう。不安でなりません。

すでにいいともが帰ってきてほしい、と願ってやみません。

1年に1回でも「笑っていいとも!」のスペシャルが放送されることを望みます。

マンネリ、ナンセンスと言われようが、またあの無目的な、タモリ流のジャズ精神が詰まった喜怒哀楽のおもちゃ箱が僕たちの前に戻ってくることを期待しています。

 

でも、その前にタモリさん、32年間のアルタ勤務で溜まった疲れを癒してください。この32年間のアルタ勤務でできなかった趣味や旅を楽しんでください。

森田一義アワーがまた観れることをいつまでも待っています。気が向いたらタモリさんの「ウキウキWatching」を聴かせてください。気が向いたら「笑っていいとも!」に帰ってきてください。

 

サングラスの奥に溜まった涙を時々拭っていたタモリさんの姿は忘れられません。

 

改めて32年間おつかれさまでした。

また「笑っていいとも!」でお会いできるのを楽しみにしています。

おやすみなさい。

 

 

2014年3月31日

森田一義アワー 笑っていいとも!」を愛する視聴者の一人より