感情論的、日記的

極端に不定期更新です。

脱サラして大学院に行く男の話 vol.3

前回(脱サラして大学院に行く男の話 vol.2 - 私を覗くとき、私もまた貴方を覗いているのだ)、そして前々回(脱サラして大学院に行く男の話 vol.1 - 私を覗くとき、私もまた貴方を覗いているのだ)からかなり月日が経ってしまいました。 とても申し訳なく思っております。

さて、今回のエントリーが大学院入試に関する内容の最後となります。 ものすごく時間が空いてしまったことが心苦しいですが、誰かに対して何かしらの力となれば、と思い、記述させていただきます。

明治大学大学院情報コミュニケーション研究科

1次試験と2次試験があります。 1次は筆記、2次は面接。前々回で説明した同学の国際日本学研究科と同じく、筆記試験の結果は当日判明します。 また夏(9月中旬)のⅠ期試験と、冬(2月中旬)のⅡ期試験があります。こちらも国際日本学研究科と同様。 僕はⅠ期試験で受験しました。

1次試験(英語)

筆記の1次試験は、英語と小論文です。 英語は4つ出題される英文から2つ選んで、和訳するというもの。 英語の試験時間は90分です。和訳する英文の量としては、A4用紙1枚分といったところでしょうか。 出題される英文の内容は、すべてバラバラなジャンルからですが、人間・自然・文化・社会に関する話題が記載されています。

この英語の試験、僕が受験したとき(2013年9月:2014年度入試)は辞書の持ち込みが不可でした。 ところが、その翌年(2015年度入試)からは紙の辞書であれば持ち込みが許されるようになったようです。 とはいっても、知らない単語が出てくるたびに辞書を引いていては時間内に解答できないので、やはり英単語・英文法などの知識はあらかじめ必要です。

出題される英文自体が、国外の雑誌論文などから転載されているので、内容も専門的なものです。単語的には難しくなくても、何の話題についての文章なのかがわからないと和訳する際に手間取ると思います。 僕自身、どうしても上手く訳せない箇所は「(中略)」と解答用紙に表記して、訳せるところだけ訳す、というやり方をしていました。ものによっては中略ばかりで6~7割程度しか訳していないのもありましたがw

僕の場合、東大の受験が終わったあとに明大だったので、東大対策が自然と明大対策になっていました。 ですので、明大向けに特別なことをやっていたわけではないのですが、ひとつだけ言えることは(明大だけに当てはまることではないですが)、とにかく過去問を解くことです。

明大は大学院事務室に行けば過去2年分の過去問は販売してくれるので、それを解いてください。先ほど述べたように、国外の雑誌論文・学術論文の文章が問題として出されるので、まず英語論文がどういう風に書かれているのか、どういう風に読めば良いのかを早めに身につけておく必要があります。

東大対策をしていたとは言え、東大の英語の試験はTOEFLだったので、英語論文を読むこと、しかもそれを和訳することについて、僕は一切の対策をしていませんでした。 そのため、東大の入試が終わったあと、明大の英語の問題を初めて解いたときは、もう何が何だか。

そうならないためにも、明大の受験を考えている方は、早めに過去問を入手して、できるだけ英語論文に慣れるようにするのが得策だと思います。

1次試験(小論文)

小論文も試験時間は90分。4つ出題されているものの中から2つ選んで、問に対する解答を800字程度で記述する、というもの。 こちらも英語と同様、人間・自然・文化・社会に関する話題が出てきます。 正直な話、90分で800字を2題解けばいいので、英語より全然楽です。ちゃんと知識と自分の考えさえもっていれば60分で終わると思います。

問われる内容自体も奇抜なものではなく、わりと一般的な問いなので、特別な対策は必要ないでしょう。過去問2年分を解くので充分なはずです。

ちなみに、過去問を見ているとすぐ気付くと思いますが「インターネット」に関する問題と、「家族(あるいは結婚・子育て)」に関する問題が毎年出題されています。 これらについての本には目を通したほうが良いでしょう。

明大の1次試験については、こちらも参照してください。 筆記試験出題形式 | 明治大学

2次試験(面接)

無事、1次試験を通過したので、2日後(だったと思います)に2次試験、いわゆる面接試験を受けるはこびとなりました。 面接時間は20分(だったような)です。 大学院入試の面接については前回前々回で述べているので、今回も詳しくは述べませんが、やはり出願時に提出した研究計画書について質問されます。

東大向けの研究計画書を作っており、それを今回の明大にも提出していたので、一番最初に明大を受けたときのようにいじめられることはありませんでした。

面接官は3人。希望した指導教官1名プラス他2名という形です。 僕の場合、指導教官が話すというよりは、他2名の先生方がよく質問してきました。しかも、雑談に近い雰囲気だったので、東大のように一貫して学術的なこと、研究の進め方については質問される、ということが少なく、肩透かしを食らった気分でした(もちろん面接する先生方の人柄もあると思いますが)。

面接対策でできることは、研究計画書をちゃんと頭に入れて、自分の言葉で説明できて、しかも質問に応じられる程度には知識を蓄えておくということに尽きます。 質問に応じられる程度の知識をどうやって得るか?という課題はありますが、これについてはもう日々知識量を増やしていくことしかないでしょう。 1次試験が終わったから2次試験の対策をするなんて時間的余裕は明大の場合ないので、1次試験対策がそのまま2次試験対策になっていると考えるべきです。

おわりに

そんなわけで、おかげさまで2次試験にも合格し、僕は現在、明治大学大学院に所属しています。

このブログを書き始めたのは大学院入試前で、入試対策のエントリーを書いたのは大学院入学前だったのに、今回のエントリーは入学から1年も経過している、というのは我ながらいかがなものか、と恥ずかしいですが、なんとかすべてのエントリーを書き切ることができてよかったです。

どこまでの方々がこのブログを読んでくださっているのかはわかりませんが、僕が記載してきた3つのエントリーが、これから大学院受験をする人、大学院受験を考えている人のお役に立てる機会となれば幸いです。

さて、最後に情報コミュニケーション研究科の対策で利用した本の紹介だけしておきます。

Amazon.co.jp: コンテンツビジネス・デジタルシフト―映像の新しい消費形態: まつもと あつし: 本

Amazon.co.jp: 「情報社会」とは何か? 〈メディア〉論への前哨: 大黒岳彦: 本

Amazon.co.jp: アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか: 濱野 智史: 本